人気ドメインネームをめぐるロシアでの仲裁が成功

フォーブス(Forbes)という1917年に創刊以来、グローバルスケールで発行されてきた世界有数の経済誌のロシア代表、Axel Spring Russiaという出版社は、先日Landmark VIP Service社によって長い間サイバースクワッティングされていたforbes.ruを取り戻すことに成功しました。モスクワの仲裁裁判所は本ドメインネームの正当な権利者への移転と侵害者に対して300,000ドルの損害賠償を言い渡しました。本損害賠償の金額は、ロシアのドメインネーム紛争の歴史において最高額となっています。問題のドメインネームは、「高級ヨットで南極大陸へ」のような高額な高級観光ツアーを提供しており、フォーブスの読者であると思われる成功したビジネスマンによるトラフィックをターゲットにしていたと推測できます。上述の「成功した・成功を目指す人間のための雑誌」というフォーブスのブランドイメージを、サイバースクワッターは悪意に基づいて不正利用していたことは明らかです。ロシアのフォーブスは、以前は、forbes.ruを取得されてしまっていたため、その2009年11月にスタートしたオンライン版にはより長いforbesrussia.ruを登録せざるを得ませんでしたが、これからはforbes.ruを使用することができるようになります。

追加ノート:ロシアでの仲裁事情、

現在ロシアでは、多くの世界中のレジストリが使用しているWIPO(世界知的所有権機関)によるUDRP(統一ドメイン名紛争処理方針) を全面的に認めず、個別の裁判外ドメイン名紛争処理方針(ADRP)も採用していません。そのため、ドメインネーム論争をめぐるケースのすべては、裁判所や仲裁裁判所にて解決されます。ロシアの仲裁裁判所はいままでおよそ200の.ruと.suのドメインネームの訴訟を担当してきました。そしてその8割は、諸外国と同様に、商標権者を優先して判決を言い渡したものとなります。ロシア人は、ドメインネーム関連の紛争の解決には仲裁裁判所より費用がより安い裁判所を好みます。また、その理由のもう一つは、仲裁裁判所で言い渡された判決は、裁判所にて上訴されることが可能であるからです。.RU調整センターは裁判外ドメイン名紛争処理方針の導入を検討しています。

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