導入広がるチャットボット、商標とドメインネームの最新事情とは?

「チャットボット(chatbot)」とは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能を活用した「自動会話プログラム」のこと。最近、様々な場面で、このチャットボットが活用されているのを目にすることが多くなってきたのではないでしょうか。

「導入広がるチャットボット、商標とドメインネームの最新事情とは?」をご紹介いたします。

LINE社が開発、普及を進める「LINE Bot(登録5892593)」。このように、商標名に「Bot」が含まれる商標を、日本の商標データベースであるJ-PlatPatでを確認したところ、下記商標をはじめ、複数のbot関連の出願が確認できました。

商標名:embot(登録5999196)
権利名:株式会社NTTドコモ

商標名:e§BN・Bot
権利名:株式会社バンダイ(商願2017-104476

国内商標を確認する中で特に気になったのは、中国や海外企業からの出願の多さ。全体の凡そ半数の出願商標が、海外企業が権利者名となっており、海外での「bot」の盛り上がりの高さを感じる結果でした。

「Bot」が含まれる海外の出願商標

世界最大の商標データベース「GlobalBrandDatabase(以下略GBD)」で検索をしたところ、指定商品名に”chatbot”を含む出願は168件。その内、163件が2016年以降に出願された商標。これは囲碁の人工知能である「AlphaGo」が人間に勝利した2016年と一致。AIやchatbotが2016年以降に盛り上がり始めたことが伺えます。

また、商標名に「Bot」が含まれる出願商標を確認したところ、気になる出願が確認できましたので、一部ご紹介いたします。

microsoft社の「Bot」

商標名:RADBOT
権利者名:Microsoft Corporation
出願日:20171030日
区分:41類
指定商品/役務:オンラインゲームとストリーミングの分野におけるオンライン顧客サービスの提供

本商標で、特筆すべき点は、「ゲーム」で使用するボットという点。ゲームボットはめったに成功しないと言われている中、マイクロソフト社のこの出願は、従来のゲームボットとは異なる可能性が秘められているのではないか、と一部のゲームファンからの期待が高まっているのです。

2018年4月4日、同社の中国の研究所がチャットボット技術に関し大きな成果をあげたと発表しました。この技術革新により、チャットボットが、トランシーバーのようなぎこちない会話から、電話のようなスムーズな会話になると言います。また、話しかける際に使うチャットボットの名前などの呼びかけは不要となり、ユーザーが喋っているタイミングを別のボタンを押すなどして教える必要もなく、自然な連続した対話が実現することになり、今後順次既存システムへの搭載が進められることになります。

現時点で、同商標のサービスリリースについての公表は確認できませんが、ゲームファンに受け入れられる新技術が搭載されたゲームボットの実現となるのか、乞うご期待、といったところではないでしょうか。

AMAZON REGISTRY社の「Bot」

商標名:.BOT

.botは、ICANNの新しいgTLDプログラムのルートゾーンに委任されたgTLD。 レジストリはAmazon社であり、本商標は、該当のドメインネームに関連した出願商標。下記図は「.bot」の取得件数の遷移です。2017年11月、「.bot」が公開されて以降、登録件数が急増していることがわかります。取得の要件として”チャットボットを公開した人にのみ利用可能”という条件が設けられており、現時点で1,478件程の登録が確認できます。


「.bot」の使用事例

1)BAIDU.bot

baidu.botを使用したサイト。


2)amazon.bot

amazon.botを打ち込むと、https://www.amazonregistry.com/bot/へ転送され、下記サイトが立ち上がります。


3)MANY.bot

many.botを打ち込むと、https://manychat.com/へ転送され、下記サイトが立ち上がります。


4)job.bot

job.botをを打ち込むと、https://www.roborecruiter.ai/へ転送され、下記サイトが立ち上がります。


事業特色が反映された「.bot」の使用パターン

上記使用事例より、使用パターンをまとめたものがこちら。


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