第44回ICANNプラハミーティング ハイライト

2012年6月24日から28日の予定で、第44回ICANNプラハミーティングが開催されました※1 。

今回のミーティングで注目されていたのは、新gTLDに掛かるデジタルアーチェリー(DA)※2の処遇とその後のスケジュールであります。

※1 公式日程です。各種セッション・ミーティング自体は、23日~29日の予定で行なわれました。 ※2 ICANNでは、一回の評価期間(5ヶ月)での評価数を500件としており、申請数が500件を超えた場合、米国カリフォルニア州ギャンブリング法に抵触しない形で、評価期間(バッチ)割当を決定するとしており、採用されたのがデジタルアーチェリーとなります。 しかし、DA採用発表当時より複数機関が反対表明をしており、弊社の新gTLDバックエンドレジストリパートナーでもあるAusRegistryでは、19ページに渡るDAの技術背景及び操作に関する分析報告を公開した上で、上述ギャンブリング法抵触の可能性及びDAの中止を呼びかけておりました。 また、Digital Archery Expert社ではDA技術的不具合に関する報告をICANNに行い、その後6月22日にICANNではDAの一時停止を決定及び実行を致しました。

デジタルアーチェリー(DA)に関する協議

DA一時停止措置は22日であったため、23日より複数のセッションが開始されたICANNミーティング会場では、今後のDAの処遇に関する推測や、主にGNSOやGACのセッションにおいて、今後の方針が協議されました。

DAの延期または廃止による影響

直接影響を受けるのは、申請第2ラウンドを含む新gTLDのその後の日程となります。

現在までの予定では、7月12日より評価が開始されることとなっておりますが、DAによる評価期間(バッチ)が、どのようになるのか不透明となったため、実際7月12日より開始されるのか不明であります。さらに参加者間では、1) 評価期間5ヶ月×3バッチ、2) 評価期間15ヶ月×1バッチ、もしくは3) その他の方法による決定などが想定されておりました。 また、これまでも導入期間が不明であった第2ラウンドの開始時期ですが、こちらも保留となる懸念がされました。

ICANNプラハミーティングでの新gTLDに関する最終アップデート

6月28日14時より約4時間半に渡る最終フォーラムが開催され、新gTLDに関する発表もされました。

1. DA廃止 2. バッチの決定方法未定(今後3週間後に再度協議開始) 3. 評価は予定通り7月12日より開始 4. 第2ラウンドの導入(開始)時期は未定

上記事項が発表されましたが、7月12日から開始予定の評価開始においても、ICANNプラハミーティング終了2週間以内に開始となるため、3週間後に再度協議を開始するとしたバッチ決定スケジュールと矛盾が生ずることとなります。 また、「第2ラウンド」に関しても今後のスケジュール・方針は棚上げとなりました。

Googleの申請に対するコミュニティーの反応

先般ご報告の通り、Googleでは101件の申請をしており、中には一般文字列申請ながらクローズ型(外部からの登録を許可しない)、つまり一社独占となる形態での申請がされております。 申請の傾向としては、北米(911件)では可能な限り投資をしてgTLDを取得していくという考えが多く、一方欧州(675件)ではブランド申請者の権利保護を目的としている申請が多いようです。 そのような状況においても、一般名称でのTLDを一社独占となる形態で申請しているため、インターネットコミュニティからは批判が多く、『投資を目的としたため使い方などのビジョンが無いまま申請をしたのでは』とも言われている状態です。

以上が第44回ICANNプラハミーティングのハイライトとなります。

本件に関する詳しい内容につきましては、お問い合わせください。

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