2017年出願商標から見える、最も勢いのある企業〈運輸業界ランキング〉

「技術」を守る特許とは違い、「ビジネス」を守る商標からは、今後のビジネス化動向を予測することが可能です。

世界最大の商標データベース「GlobalBrandDatabase(以下略GBD)」を活用したビジネス予測最新情報をお届けいたします。

[su_heading size=”19″]出願商標から見る最も勢いのある企業[/su_heading]

”輸送、鉄道を含む運輸サービス”などが対象となる第39類を指定し、2017年に出願された商標は47,739件。その内、出願件数の多い権利者TOP5はこちら。

1位 アメリカン航空

82件の出願件数で1位だったのは、アメリカ合衆国に本部を置く航空会社。


2017年に出願した総出願件数は202件。その内、広告などが対象となる35類が1番多く、続いて39類が続く結果でした。


上記赤色で囲んだ、”輸送、鉄道を含む運輸サービス”などが対象となる第39類と、商品区分で一番多くの出願がされている”ソフトフェア”などが対象となる9類の出願から同社の取り組みをご紹介いたします。

ワンランク上の空の旅をお届け

39類の出願の内、多くを占めている出願が”AAdvantage”を含む名称の出願。115件の内、49件が以下6種の商標名の出願でした。指定商品には”チェックイン手荷物、持ち込み手荷物、優先セキュリティスクリーニング、優先搭乗、食べ物と飲み物、機内用ヘッドフォン、アップグレード、機内エンターテイメント、空港ラウンジへのアクセスなどの付随的な旅行サービスの予約と提供。”が記されています。

  1. AAdvantage GOLD

  2. AAdvantage PLATINUM

  3. AAdvantage EVECUTIVE PLATINUM

  4. AAdvantage advantage

  5. AAdvantage platinum advantage

  6. AAdvantage EVECUTIVE PLATINUM advantage

”AAdvantage”とは、同社のポイントプログラムで、フライトやショッピングによってマイルを貯め、マイル数に応じたサービスが受けられます。「AAdvantage(アドバンテージ)」は同社の商標で、同社の航空会社コード「AA」に因んだネーミング。

2017年の初頭から、米国の航空会社として初めて「プレミアムエコノミー」を導入しました。8月より成田/ロサンゼルス線への導入を始め、他の路線にも順次導入するとのこと。航空各社が続々と導入している「プレミアムエコノミー」ですが、同社の「プレミアムエコノミー」の特徴は、幅広く調節可能なレザーシートが用意され広々とした足元スペース空間、アメニティキットやノイズ低減ヘッドフォン、シェフにより調理されグレードアップしたこだわりの食事やアルコール飲料の提供、優先搭乗・優先手荷物タグサービスなど、上質なサービスを受けることができます。


信頼できる情報の提供

2017年度、9類の出願は31件。下記、同社の9類出願数の変移グラフです。2017年の31件の出願は、過去出願数と比較すると明らかに多い数字であることがわかります。


気になる9類の出願内容としては、「OFFICIAL SOURCE OF AMERICAN AIRLINES DATA」という商標(下記ロゴ関連)が凡そを占めており、これらの指定商品内容としては”処理および配布を含むデータサプライチェーン管理システムの構成、運用および監視に使用するコンピュータソフトウェア。”が記されています。

実際、下記サイト内で使用されていることが確認でき、このように公式ロゴを表示することで信頼できるデータ提携パートナーの証となり、正確かつ信頼できる情報担保を行っているといいます。