Googleの商標出願傾向


InterbrandランキングTop100に入る企業の出願傾向を見てみましょう。

ブランドランキング2位Google社の結果はどのようなものでしょうか。

[su_heading]検索条件[/su_heading]

データベース:Global Brand Database Fri Nov 25 2016 13:15:13 GMT+0900 (東京 (標準時)) HOL:”Google”

AD:[2016-01-01TO2016-12-31]

[su_heading]各国出願件数:347件[/su_heading]

[su_heading]各国出願分布図[/su_heading]


[su_heading]各国出願+マドプロ指定国分布図[/su_heading]


[su_heading]区分一覧[/su_heading]

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電子機器、ダウンロードアプリなどが対象となる9類が突出していますね。それ以外にも、Webサービスや通信系を中心としたサービス区分の出願・登録も多いことがわかります。

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こちらの区分表は2015年(2015/1/1-2015/12/31)の1年間での区分表。

2016年のものと比較するとおおよその出願傾向は変わっていませんが、2016年に新たに出願された区分は12,20,43,44類となっています。

2016年に新たに出願されている区分について

[su_spoiler title=”新規出願区分:12類” style=”simple” icon=”folder-1″][/su_spoiler]

12類は指定商品に”Drones; autonomous aircraft.”と記載があり、下記ロゴや文字商標の出願がなされています。これは、グーグルの「Project Wing」と呼ばれ、開発を進めるドローン宅配便計画。7件の出願がニュージーランド、アメリカ、オーストラリアでされています。


2016年8月2日、米国政府が発表した米国立科学財団(NSF)によるドローンテスト計画の発表により、Googleの宅配ドローンプロジェクト「Project Wing」は、米国でのテスト飛行が認められたことが明らかになりました。

PROJECT WING(1643886)が2014年8月28日にオーストラリアに出願された後、PROJECT WING(86969820)が2016年8月4日にアメリカで出願がされていますが登録には至っておらず、その後、2016年10月3日に複数の文字とロゴ商標が出願されています。

Project Wingは、オーストラリアのシドニー近くの街グーゴンをテスト地に選び試験が行われたため、オーストラリアで先行して出願がされたことが推測できます。8月2日の公表から3か月程経った後、複数の文字とロゴ商標をまとめて出願するという手順を踏んでおり、プロジェクト始動に伴って最低限の国と範囲での出願を経た後に公表し、公表後に主要な商標をまとめて出願したという傾向が伺えます。

また、同じく大手ECサイトのAmazon社。2016年12月7日にドローンを使った商品の配達実験を開始しました。「Prime Air」という名称は貨物飛行機とドローンで使用されています。


現時点で「Drones」を指定商品として登録されている「Prime Air」商標は確認はできず、「Drones」を指定商品として登録されている商標はAMAZON(0119851405488)がメキシコで9類の1件のみでした。

前述のとおり、メキシコではドローンが9類で出願がされていますが、 Facebook社は12類、アメリカで指定商品をUnmanned aerial vehicles (無人航空機)としてドローンの出願を行っています。 国によって区分の判断が違うのかもしれません。

[su_spoiler title=”新規出願区分:20類” style=”simple” icon=”folder-1″][/su_spoiler]

20類は”ZAGAT”という商標が1件EUIPOで出願されています。2011年レストランガイドで有名なZAGATをGoogleが買収し、2016年にロゴをリニューアルしています。本出願は下記ロゴであり、新しいロゴを出願したことが考えられます。20類の指定商品は”Plaques of plastic or acrylic.”。本商標(016152787)の登録区分としてはその他に9,16,35,42類が指定されており、レストラン事業の運営やガイドブックやアプリの展開が主であり、20類での登録はノベルティ等の展開等に使用するのではないでしょうか。


[su_spoiler title=”新規出願区分:43類” style=”simple” icon=”folder-1″][/su_spoiler]

43類はActions on Google(アクションズ・オン・グーグル)関連の出願。Google Assistant は人工知能を使った対話型の Chatbot(チャットボット)。さまざまなことを会話形式で実行可能だといわれています。ちなみにGoogle Assistantは2016年5月にGoogleから正式に発表がされました。

Actions on Google という技術を利用すると、アプリ開発者は、自分が作ったアプリを Google Assistant と連携させることができます。



引用:https://www.suzukikenichi.com/blog/3-ways-to-get-your-actions-on-google-app-discovered-in-google-assistant/

[su_spoiler title=”新規出願区分:44類” style=”simple” icon=”folder-1″][/su_spoiler]

44類は”VERILY”商標の出願2件。Verilyはもともと、米Googleで次世代製品研究を手がけていた「Google X」内の生命科学プロジェクトとして2012年にスタートし、血糖値を測定する機能をコンタクトレンズに埋め込んで涙から健康状態を常時監視する「スマートコンタクトレンズ」などの開発への取り組みです。

44類の指定商品はMedical services; medical diagnostic testing, monitoring and reporting services; consulting services in the field of health and wellness; health assessment services; providing medical and scientific information, consultancy and advisory services; genetic testing for medical purposes.

【まとめ】

Google社は商標を取得するタイミングはプロジェクト発表よりも遅く、プロジェクトが発表後にも商標出願していないということは第三者に取得されてしまうリスクがあるかもしれません。とはいえ、スタートアップ時に全世界に出願するあたりはさすがGoogle社ですね!


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