【ミャンマー】商標法施行グランドオープン6ヶ月後ろ倒しに伴うソフトオープン期間の実質6ヶ月延長

ミャンマーにおける商標法のグランドオープンまであと少しというところで衝撃的なニュースが飛び込んで早1ヶ月が経過しました。未だに混乱の続くミャンマーの知財行政の近況をご報告します。


政変により全閣僚が解任され、新たな閣僚が任命されました。


知的財産庁を所管する商業省も例外ではなく、大臣が更迭、新大臣が着任しました。


現政権も外交・行政・経済政策方針は前政権から継続する予定であるため、新商業大臣には、軍の民政移管期の副大臣だった実務経験者が当てられました。


したがって、知的財産庁のオープン、商標法の施行といった方向性の変更はない予定のようですが、そのスケジュールは大幅に遅れる見込みです。


また、クーデターに反対する組織からのサイバー攻撃も受けており、Anonymousからの攻撃の予告もあることから、動向を注視する必要があります。


当初は4月にグランドオープン、その1ヶ月前にオフィシャルフィー、審査基準の決定を予定していましたが、現状ではその見込みは全く立っていない状況です。


ミャンマー政府に近い筋の話では、早くてもグランドオープンは10月にずれ込むのではないかと予想しています。

それに伴い、オフィシャルフィー等の決定も7月、8月頃になるのではないかと推測されます。


数年にわたりミャンマーの商標法施行を待ち望んでいた方々にとっては残念な状況になっておりますが、視点を変えれば、さらに少なくとも6か月の準備期間を得られたとも考えられます。もう一度自社の出願対象、指定商品・役務に過不足がないかを確認し、リカバリーできるこのチャンスを活かしたいところです。


また、グランドオープンが6か月先になるということは、ソフトオープン出願の要件の1つである所有権宣言登録申請ができる期間も6か月延長されたということになります。

今一度慎重に自社のミャンマーにおける出願戦略の見直しをお願いいたします。


既存商標の出願は、ソフトオープン時だけでなく、グランドオープン後も6か月間可能です。

しかし、グランドオープン前に出願したものは、グランドオープンの日にオフィシャルフィーを納付することで、最先の出願日であるグランドオープンの日を出願日として付与されることになりますが、グランドオープン後に出願をした場合には、その出願の日が出願日になります。

よって、最先の出願日を確保するためにも、ソフトオープン期間に出願することをお勧めいたします。


詳しい内容につきましては、お問い合わせください。

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